物質とその後。

ビーツギャラリーのokajimaxです。

そろそろプリントやら額装の準備も終えて搬入の用意をされている頃だと思いますが、週末は雨かも知れません(汗

展示の面白さは写真をプリントして額装してその生の物質を見るコトだと思っています。そして決められたスペースの中でどう世界を作るかを考えている方の展示は面白いです。

数年前にニコンサロンで金村 修さんの個展を見に行った時のコトです。バライタのロール紙に大きくプリントされた作品は圧倒的で素晴らしいかったのですが、あえて水洗不足にして定着液の匂いが会場全体に広がっていたのです。それは暗室の中で写真を見ている気分にさせられる体験でした。

写真の絵柄を見るだけならweb写真で十分ですが、展示はその場所を生きるために用意された世界を体験するコトです。しかし今回はグループ展なので周りの人たちに迷惑をかける匂い付きの作品は残念ながらNGですw

今年もフイルムで撮った写真をどんな世界に表現して味わえるかを楽しみにしています☆


追記

前回ロケ地でラウンドワンを落下させて裏蓋が壊れたカメラの話をしましたが、思い切って分解してレンズを外しました。今回はそのレンズで撮った画像をアップしました。