おおらかな賞2019の発表!

こんにちは、オオサカ・フィルムフォトウォーク2019、ご来場、ご参加頂いた皆様、まことにありがとうございました!

会期中に開催した、出展者交流会もおかげさまで楽しい時間となりました。

さて、オオサカ・フィルムフォトウォークでは毎年恒例となっておりますが、各ギャラリー代表が気に入った作品を全作品の中から、3つ選ぶ「おおらかな賞」というのを用意させていただきました。


みんなそれぞれにフィルムを楽しんでる姿を楽しめるのがオオサカ・フィルムフォトウォークの良さだと考えています。ですが、賞というのはもらうと嬉しいもの。作品に優劣をつけるものではなく、受賞者の背中をちょっと押せるような、そんな励みになると嬉しいなということで、このような企画をご用意いたしました。

お気に入り1番を1人、お気に入り2番を2人で、1番には各ギャラリーからおおらかなプレゼントをお送りしようと話していたのですが、各ギャラリーそのルールに囚われず自由に選んでいます。「おおらかな賞」ですから、そういうのもいいかなとお楽しみ下さい。


● Gallery LimeLight賞(兒嶌秀憲・選)

兒嶌さんはフォトウォーク期間中、事情により、全員の展示写真を拝見することができませんでしたので、

6日間毎日見ていたLimeLightでの出展者17名様の中から、選ばれました。


・梅垣剛司さん(ライムライトでの展示)

・才木龍太さん(ライムライトでの展示)

1位・2位という選考ではなく、以下のお二人に2020年企画展参加一度無料でご招待となります。


● PhotoGallery壹燈舎賞(杉本征克・選)


1位 mintfilmさん(壹燈舎での展示)

2位 misakiさん (ソラリスでの展示)

3位 吉原直子さん(BEATSでの展示)


● コメント

「おおらか賞」ですので、その名の通り「おおらか」という基準でセレクトしました。

1位のmintfilmさんには、壹燈舎公募展に1回ご招待、

2位のmisakiさんには、「モノクロフィルム2本」をプレゼントさせていただきます。


● ギャラリー・アビィ賞(吹雪大樹・選)

1位 Jono Ryanさん(BEATSでの展示)

● コメント

>Jono Ryanさん
一眼レフを使ってるのに物凄いピンボケ。だけどシャッターを押したのだ、という作者の意思を感じます。完全に彩度が飽和したプリントも面白いです。タイトルボードに添えられた文章の巧みさと分かりやすさも良かったです。僕の脳ミソ直撃の作品でした!1位のJono Ryanさんには、アビィ企画グループ展参加費1回無料(4,200円分)をプレゼントさせていただきます!


2位 mmaakkさん(BEATSでの展示)

● コメント

>mmaakkさん

扱っているモチーフも写り方も不気味なんですけど、そういうことよりも「ちょっと怖いけど探検してみたい!」っていう好奇心のほうを強く感じます。理科準備室の倉庫みたいな感じですね。写真の見た目よりずっと明るくて楽しい、グーニーズみたいな作品でした!


2位 はやしべえり さん(壹燈舎での展示)

● コメント

>はやしべえりさん

僕も大好物のブレブレ写真!写っている物の分からなさと色の滲みが美しくて釘付けでした!タイトルボードの説明文も秀逸。特に「爪のようなもので引っ掻く」という表現がステキでした! しかしよく考えると今回選んだ3作品ともブレボケ写真なので我ながら感心です(笑)


● ソラリス賞(橋本大和・選)


1位 misaki.さん(ソラリスにて展示)

2位 マリナさん(壹燈舎にて展示)

2位 ヤマグチアキさん(アビィにて展示)

● コメント

去年も思いましたが、いよいよプリントクオリティだけでは決められない感じになってきたオオサカ・フィルムフォトウォーク。いや〜嬉しいことです!そこで今年は立ち返り、「写真に撮って残したい」という気持ちが素直に伝わってくるような写真を基準に選ばせていただきました。

ヤマグチアキさんは、お子さんを撮られた写真。お子さんがご飯を食べてる写真ですが、同じ子供なんですね。成長しても、表情が同じだ。。。プリントも綺麗に仕上げられてました!

マリナさんは、今年の3月から新型車両になってもう見ることができなくなってしまった宇美線の車両を撮られた写真。きっと繰り返し見たのであろう当たり前の光景が、こうやってちょっとずつ変わっていくんですね。私ここが好きというのが伝わってくるような、自分の目線で撮られているのがいいですネ!

misaki.さんは姪っ子を撮られた写真で、「ありふれた日々」というタイトルながら、そういういいなぁと感じた目の前の瞬間・出来事にシャッターを切る強さ、私はこれが好きなんだというものをセレクトすることの大切さをあらためて感じました。

1位のmisakiさんには、これからもたくさん撮ってくださいネということで、私物から色々フィルム詰め合わせ5本をプレゼントさせていただきます!


● BEATS GALLERY賞(okajimax・選)


1位 伊藤 妹さん(アビィでの展示)

● コメント

>伊藤 妹さん

プリントの美しい人は沢山いたのですが、その中でも1番心惹かれた作品でした。

写真の内容もレイアウトも与えられたスペースの中で完璧だったと思います。

それと作家名が良いです(笑



2位 梅垣剛司さん(ライムライトでの展示)

● コメント

>梅垣剛司さん

正直美しいプリントだとは思いませんでした(笑

スポッティングもされていない水洗から上げたばかりの感じの生なリアリティーのあるプリントでした。それでも写真の力とタイトルの力に心奪われました。暗室技術の作法ばかりに終始する写真プリントとは無縁の感情を表現した写真プリントは素晴らしいと思いました。1位との差は世間体だけです(笑


2位 genicottonさん(壹燈舎での展示)

● コメント

>genicottonさん


数少ないポートレート写真の中で1番大きいプリントでストレートに目に飛び込んで来ました。それとセンスの良いキャプションボードが良かったです。


1位の方は年末のビーツベスト2019企画展に無料招待とさせていただきます!


皆さん、素敵な作品ありがとうございました。

ぜひこれからも沢山写真を撮って、フィルムを長く愛用してくださいね!


というわけで、今年のオオサカ・フィルムフォトウォークもこれでいよいよ終わり。

フォトウォークは5つのギャラリーで共催していますが、毎年開催できるのもご参加くださる皆さん、フィルムを楽しむ皆さんあってこそ。

来年も引き続き開催すると思いますので、ぜひともどうぞ宜しくお願いいたします!